ハイドロキノンは漂白成分のある塗り薬で、主にシミの治療に使用します。シミの原因であるメラニン色素を合成する酵素を弱め、メラノサイトの細胞の数を少なくする働きがあります。シミを薄くし、今後シミを出来にくくする作用があります。

  • 医師とのカウンセリングを行い、ハイドロキノンの使用方法や注意事項などを丁寧にご説明します。
  • カウンセリング時にシミやお肌のトラブルの状態を診察し、お一人お一人のご希望に合わせた適切な塗り薬を処方致します。ご納得いかれるまで、何でもご相談下さい。
  • 日焼けはシミを悪化させる恐れがありますので、日焼け止め・紫外線対策を忘れないようにしてください。
  • 医師の指定通りに、使用方法を守ってください。
  • 保湿をしっかり行なってください。
  • ハイドロキノンは肌荒れする場合があります。
ハイドロキノンとはどのようなものですか?
ハイドロキノンは、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑える美白成分です。
一部の化粧品にも使用されていますが、濃度4%以上の製品は、肝斑・老人性色素斑・炎症後色素沈着の改善効果が期待でき、医療機関での処方になります。
ハイドロキノンの効果はどのようなものですか?
当院で処方しているハイドロキノンは濃度4%です。メラニンの生成を抑え、漂白作用があるためシミやくすみを薄くます。肝斑に対して内服薬と合わせて3ヶ月程度使用していただくと、薄くなってきます。


化粧では隠せないくらい濃いシミや個数が多いソバカスに対しては、あまり効果を期待できませんので、レーザー治療や光治療をお勧めします。
レーサー治療後の色素沈着にも、ハイドロキノンを使用すると効果的です。
ハイドロキノンはどのくらいの期間で効果が出ますか?
通常は2〜3ヶ月程度の継続使用が推奨されますが、早い方なら4〜6週間で効果を実感することもあります。
いずれも、効果には個人差があり、肌の状態や使用部位によって異なります。
ハイドロキノンの使用上の注意点はありますか?
長期間保存すると、酸化して黄色に変色します。その場合効果が低下したり、皮膚への刺激が強く出たりします。保管は冷蔵庫をお勧めします。
また、ハイドロキノンの使用中はメラニンの生成を抑制するため、紫外線の影響を受けやすくなっています。紫外線対策は十分に行ってください。
ハイドロキノンの副作用はありますか?
ハイドロキノンの副作用には、肌荒れ、アレルギー、白斑、黒ずみなどがあります。
ご使用前に、目立たない部分で試し、翌日赤みや痒みが出ないことを確認してから使用してください。
赤みが出た場合でも、2週間ほどで皮膚が慣れ、赤みが引くこともありますが、それ以上赤みが引かない場合には使用を中止してください。

また、高濃度のハイドロキノンを長期間使用した場合、白斑(皮膚の色が白く抜けてしまう状態)になるという報告があります。当院のように濃度4%程度のハイドロキノンでは白斑にはなりにくいと言われていますが、十分注意しながら使用してください。

強く擦りながら塗り込んでしまうと、かえって黒ずみになる場合がありますので、擦らないように塗布してください。
ハイドロキノンには刺激性があるため、使用する際には顔全体ではなく、シミやくすみの部位だけに塗布してください。

詳細 税込価格
4%ハイドロキノン 5g 2,000円