ハナキクリニックをご紹介頂いた、各種メディアなどの取材をご紹介致します。

2010年5月11日 ながさきナビゲーター ヒルミテ

ヒルミテ

5月11日(火)の11:45~11:54に長崎県で放送されました、NHK総合放送「ながさきナビゲーター ヒルミテ」のコーナー「教えて!ヒルミテ “汗と身体のにおい”」に、ハナキクリニックが出演致しました。

花城院長が、汗の種類や、制汗剤、ワキガのことについて解説致しました。放映の詳しい内容は、以下をご覧下さい。これから夏にかけての、ワキの汗やにおいが気になる時期に最適な内容となっております。

番組名 NHK総合放送「ながさきナビゲーター ヒルミテ」
放送日 5月11日(火)の11:45~11:54

ワキの汗やにおいが気になる時期

汗と体臭って、関係があるのですか?
あります。汗には、大きく分けて2種類あります。全身に分布しているエックリン汗腺からの汗と、ワキ、耳の中、乳輪、陰部や肛門などの特定部位に存在するアポクリン汗腺からの汗です。どちらからの汗も、もともとは無臭ですが、皮膚表面の細菌に分解されると匂いの元になります。それぞれの匂いには特徴があって、エックリン腺からの汗は汗臭い、すっぱい匂いで、例えば足のむれた匂いなどです。アポクリン汗腺からの汗はワキの独特の刺激臭で、ワキガと呼ばれているものです。
では、においを抑えるために、何をすればいいですか?
基本的には、清潔にしておくことです。毎日シャワーや入浴で、皮膚表面の細菌を洗い落とすことです。デオドラント商品を使用し、汗をかいたら拭き取る。衣服や下着、靴下もこまめに替えて洗濯してください。
デオドラント製品はどんなものですか?
大きく分けて3つの効果があります。1番目に制汗作用で、脇の汗を抑えます。2番目に殺菌作用で皮膚表面の細菌を増やさないようにして、細菌が匂いの元を作らないようにします。3番目に消臭効果です。これらの有効成分を組み合わせて作ったものが、デオドラント製品です。
どのように使いわければいいですか?
例えば、主に汗が気になるなら制汗作用が主体のもの、主に臭いが気になるなら殺菌作用が比較的強いもの、といった具合に自分にあったものを選べばいいでしょう。
その他、身体のにおいについて気をつけることは?
アポクリン汗腺が原因の独特の刺激臭はワキガといいますが、高度のワキガの匂いはなかなか抑えることはできません。
普通のにおいと、わきがを見分けるためにはどうしたらいいですか?
簡単にチェックする方法があります。

  • 耳垢を綿棒で取って、状態を調べる。
    →ワキガの人の90%以上は耳垢が柔らかい、といわれています。但し、耳垢が柔らかくても約20%程度の人は、ワキガではありません。
  • 家族にわきがの人がいるか調べる。
    →ワキガは約70~80%で遺伝するといわれています。
  • 衣服のわきの部分に黄ばみがないか調べる。
    →ワキガの場合、アポクリン汗腺の分泌液で濃い黄ばみになります。これらの項目に該当すれば、ワキガの可能性が高いです。
わきがは自分で治すこともできるんですか?
匂いが高度の場合には、難しいです。手術で匂いの原因であるアポクリン汗腺をしっかり切除することが必要です。詳しいことは専門の医療機関に相談してください。
最後に、汗の季節、日常からできる事はありますか?
ワキガ体質の人が肉や脂肪分の多い食生活を続けると、アポクリン汗腺の分泌が活発になって、ワキガ体質が強くなりますので、野菜も十分に取ってバランスのいい食生活を送ってください。これからの季節、クーラーの効いた部屋で過ごすことが多くなると思いますが、あまり汗をかかないと、血行が悪くなり、アンモニア成分の多い汗臭い汗になるといわれています。普段から軽い有酸素運を行ったり、サウナ、岩盤欲でリラックスしながら汗を流すようにしてください。

多汗症治療はこちら